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U.S. Cotton Trust Protocolがバーチャル綿畑ツアーを実施

2021年12月に、 the U.S. Cotton Trust Protocolは「 Trust Protocolを深く知る」と銘打った第2回バーチャル綿畑ツアーを成功裡に実施しました。Trust Protocolに参加することによるメリットを紹介し、アメリカ綿をより深く理解してもらうツアーです。2020年に成功を収めた第1回ツアーに続き、Trust Protocolの主要なサステナビリティ指標、ベストプラクティスや、アパレルブランド、小売業者、政府、消費者にとっての透明性がいかに重要であるかなどについて参加者により深く理解してもらうことが目的となっています。主要な世界的アパレルブランドや小売業者の方々総勢300名が参加した今回のツアーは、参加者にサプライチェーンのサステナビリティに関して一歩先行く機会を提供しました。

ツアー前に、「探索の旅(exploration)」ページからライブ配信された Trust Protocolに関するツアー独自の没入型動画を参加者に体験してもらいました。その中で、Trust Protocol の各サステナビリティ指標に関する学習アニメ動画を視聴してもらい、またアメリカ綿の栽培地を示した地図や各州の栽培農家メンバーの紹介なども行いました。

バーチャル綿畑ツアーの中で、アメリカ綿栽培農家が、サステナビリティの現状と展望を把握しているTrust Protocolへの参加により、エンドユーザーから次々と寄せられるサステナブルな栽培慣行への要求に対応できるようになったことを説明しました。6人の綿花栽培農家メンバーが、 Trust Protocol への参加により、農場で導入しているサステナビリティ慣行と改善要素が適切に記録・検証されていく仕組みについて説明、また、彼らが行っている労働者の福祉への取り組みについても紹介しました。

さらに、参加者は、著名な学識経験者から炭素隔離や環境再生型農業などに関する説明を聞き、その後、繰り綿工場から紡績工場、メーカーに至るまでサプライチェーン全体について動画を見ながら理解を深めました。

ツアーの中では、ライブ配信で質疑応答セッションが2つ行われました。参加者は、1つ目のセッションで、U.S. Cotton Trust Protocolのプレジデント Gary Adams氏、U.S. Cotton Trust ProtocolのアドバイザーTara LuckmanとGarry Bellなど U.S. Cotton Trust Protocolの代表者から、また2つ目のセッションではLacoste、Sainsburys、 TargetやAdidas など一流アパレルブランドや小売業者の方々から話を聞くことができました。

2日間にわたり、参加者は、作付から収穫まで綿花がどのように栽培されているのか、さらにTexas、Louisiana、Arizona、Tennesseeなどの栽培地で収穫された繊維がどのように店頭に並ぶ製品になっていくのかについて理解を深めました。無事に実施できた今回のツアーは、参加したアパレルブランドや小売業者の方々にとって、綿花栽培者や各界第一人者の専門家から話を聞けるだけでなく、Trust Protocolに参加することで、どのようにサステナビリティの動向を把握し、自信を持ってより多くのアメリカ綿を調達できるようになるのかその仕組みについて理解を深める貴重な機会となりました。

U.S. Cotton Trust Protocolへのメンバー登録と今後のイベントについては、trustuscotton.org をご覧ください。

お問い合わせは、cottonusa.org/trust-protocolの「担当者に連絡」フォームから Cotton Council International (CCI)各地域事務所の担当者にご連絡ください。