U.S.コットン・トラスト・プロトコル（以下「トラスト・プロトコル」）は、Kiabi社を新たにメンバーとして迎えました。1978年にフランス北部で設立され、25カ国に579の店舗を展開するKiabiは、ファッション小売業界における持続可能な調達と社会および環境の改善に取り組むことをコミットしています。
Kiabiの「2030 ビジョン」では、既に72％の製品にサステナブル繊維を使用することでファッションにサステナビイリティを積極的に取り入れ、2025年までにこの割合を100％にすることを目指しています。これによりサプライチェーン内でのエネルギーと水の使用を削減し、同時に汚染と生息地への悪影響を抑制することを目指しています。
Kiabi の製品に使用される原材料の 70% は既にコットンです。トラスト・プロトコルが提供する独自のプロトコル消費管理ソリューション (PCMS) を利用し、アメリカ綿および/またはプロトコル綿を追跡することで、サプライチェーンの完全な透明性が得られます。Kiabiは、社内におけるスコープ 3 排出量の計算や、製品に対する相応の環境主張を行うために、プロトコル綿消費ユニット (PCCU) を使用することもできます。
トラスト・プロトコルは、6つの主要なサステナビリティ指標（土地利用効率、土壌炭素、水管理、土壌侵食、温室効果ガス排出、エネルギー使用効率）において具体的数値目標を設定し、測定と検証を実施し、継続的改善をすすめるというコットンでは唯一のシステムです。さらに、サプライチェーンの透明性を品目レベルで提供する世界初のサステナブル綿繊維プログラムです
Kiabi社の原材料リーダーのVirginie Cayzeele氏は次のように述べています。「私たちは意欲的な目標を達成するために努力しており、サプライヤーとそのプロセスを注視しています。自社のスコープ 1、2、3 のカーボン排出量と生物多様性リスクを分析する上で、サステナビリティ指標における継続的な改善について確信を持って正確に測定する必要があります。トラスト・プロトコルのブロックチェーン技術を使用したバリューチェーン透明性ソリューションは、地球の環境保護と存続に向けた取り組みにおいて、厳格な実証を可能にしてくれます。」
U.S.コットン・トラスト・プロトコルのプレジデントであるGary Adams博士は、「U.S.コットン・トラスト・プロトコルが、Kiabi社の持続可能なコットン原料の調達目標に協力できることをうれしく思います。同社が環境的・社会的目標に取り組む中で、測定可能、検証可能なデータおよび実績を提供してまいります」と話しています。
U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、国連のSDGsに沿っており、テキスタイルエクスチェンジ（Textile Exchange）とフォーラム・フォー・ザ・フューチャー（Forum for the Future）に認められています。また、サステナブル・アパレル連合（Sustainable Apparel Coalition）、2025サステナブル・コットン・チャレンジ（2025 Sustainable Cotton Challenge）、Cotton 2040、およびCotton Upのイニシアチブにも参加しています。さらに、ITCスタンダードマップに認められ掲載され、Partnership for Sustainable Textilesによってサステナブルコットン基準として認められ、ドイツ連邦政府によりサステナブルコットンの基準として承認され、ISEALコミュニティーメンバーにも認定されています。
詳細については、TrustUSCotton.orgをご覧ください。
U.S.コットン・トラスト・プロトコルについて
このプログラムは、農場の自発的参加による農場レベルの科学的根拠に基づくサステナビリティ・プログラムで、新たな基準を設定し、農場から最終製品までのサプライチェーン全体に価値を提供します。6つの主要なサステナビリティ指標（土地利用効率、土壌炭素、水管理、土壌侵食、温室効果ガス排出、エネルギー使用効率）において具体的数値目標を設定し、測定と検証を実施し、継続的改善をすすめるというコットンでは唯一のシステムです。さらに、サプライチェーンの透明性を品目レベルで提供する世界初のサステナブル綿繊維プログラムです。
U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、ブランド・小売企業、市民社会、外部のサステナビリティ専門家、および栽培農家、繰り綿業者、綿花商、卸売業者、協同組合、紡績会社、綿実取扱業者を含む綿花業界の代表など、複数の利害関係者で構成される理事会の監督下に置かれています。
Kiabi社について
1978 年にフランス北部に設立された Kiabiは、すべてのファミリー層向けに手頃な価格のファッションを提供するというコンセプトで革命をもたらしました。25 か国に 579 店舗を展開する同社の2022年の売上は、前年比10%増の22億ユーロとなりました。Kiabiでは、常にファミリー向けのサービスを提供しているため、同社のファッションは責任があり、魅力的で、入手しやすいコレクションで、フランス国内の56人の社内スタイリストチームがデザインし提供しています。ファミリー層に人気のブランドであるKiabiには、83か国に約 10,000 人のKiabersがいます。